子象の行進(Baby Elephant Walk)

<作曲> Henry Mancini

 

<アレンジ構成> 鍵盤ハーモニカ(32鍵)4台

<演奏時間> ♩=120で、約2分40秒

 

<曲について>

どこかで耳にされた事のある曲だと思います。

鍵盤楽器、管楽器など様々な楽器にアレンジされ、カッコ良いパフォーマンスと共に演奏されていますね。1962年公開の映画「HATARI!(ハタリ!)」で、3頭の子象が水浴びに行くために一列に並んで歩くシーンで流れる曲です。 

♪演奏のポイント♪

 

★おおむね、Part1,Part2はメロディ、Part3,Part4は和音とベースでリズムを作ります。

 

★Ⓒ(リハーサルマークC、以下同様)からPart2のメロディをPart1が追いかけるようになります。子象2頭が前後に並んでいるイメージです。

 

★Ⓔから役割が交代します。Part3,Part4はソロになります。2小節ごとにで交代しますが、4小節ごとの方が演奏しやすいかもしれません。いろいろ試してみてください。二人で演奏していることをアピールしてください。特に57~60小節はお互いを見ると音が合い、迫力が増しますね。

Part1,Part2は伴奏になります。曲の途中からリズムキープに代わるのは難しいと思いますが、全員がメロディを演奏できるようにアレンジしています。

 

★Part3,Part4は二人で1つの「ファ、ファ、♯ソ~ラ」というメロディを作ります。Part4は演奏が続くため、息が苦しくなると思います。2拍目頭、4拍目頭の音は、Part3と重なるようになっていますので、その音を省略しても大丈夫です。無理せず、最後までテンポをキープするように演奏してください。41小節目からのPart1、Part2も同様です。

 

★Part3、3小節目からの奏法は、5の指で♭ミを押さえたまま、2の指で♯ソ、1の指でラを演奏しながら、8分音符単位でタンギングをします。

 

★Part1 12小節目4拍目裏で急にpにし、13小節目2拍目から4拍目にかけて息を入れてクレッシェンドします。以降、同じメロディは同じように演奏します。

 

★Part1、36小節目はタンギングです。

 

★Part2、76小節3拍目は急にpにし、4拍目くらいから息を入れてぶわ~っと大きくし、77小節につなぎます。

 

★余裕があれば、全員で一列に歩きながら演奏するパフォーマンスも、魅せる演奏になりますね。