マツケンサンバⅡ

 <作詞> 古峯暁子

<作曲> 宮川彬良

 

<アレンジ構成>2オクターブ、トーンチャイム、ハンドベル、ミュージックベル用。

  • 初級 /21音、G4〜G6、1コーラス、チャレンジ・バージョン付き
  • 中上級  / 25音、G4〜G6、2コーラス

 

<曲について>

松平健さんが歌って踊る、皆さんご存じの曲です。

原曲同様に、華やかに楽しく、演奏しても見ても盛り上がる曲にしていただきたいです。

 

トーンチャイム、ハンドベル、ミュージックベルで演奏していただけますが、特にトーンチャイムには楽器の形状から向いていると思い、同じ動きを増やして、映えるようにアレンジしました。

トーンチャイムの下部や指や手首などに、輪ゴムなどにフサフサを付けた物を付けると、マツケンサンバⅡのダンサーの方々が持たれている上下にキラキラしたフサフサのついた棒に似ているので、これは楽しそう!と思いました。

ハンドベル、ミュージックベルで演奏される方は、両手首や指にキラキラ、フサフサした物を付けて演奏されるのはいかがでしょう。

演奏に支障のない範囲で、いろいろ試していただけると盛り上がると思います。

  

<参考音源>

 

♪演奏のポイント♪

<全般> 

  • 難易度はあくまでも目安です。参考音源をお聴きいただいて、「初級」「中上級」を選んでください。
  • 初級は合わせやすいようにアレンジしました。中上級は原曲通りのメロディです。使用音が多いこと、細かい動きが多いです。
  •  上にも書きましたが、楽器を棒に見立てて(トーンチャイムの場合)、魅せる演出を想定してアレンジしています。伴奏パートは同じ音で4分音符を4つ刻むところが多いですが、これはダンサーの方々の棒の動きのように見えるよう、イメージしたものです。
  • 「楽器パフォーマンス」は自由に、楽しく、弾けて、ください。
  • 曲の中で核になる音(聞かせたい音)はメロディーで、次にベース(ベースはハーモニーを作るために大切です)です。メロディーは原曲の「歌」のパートになります。ベースはだいたい一番低い音です。
  • 人数の都合などで音を省略する場合は、聞かせたい音を残し、それ以外は余裕があれば打つようにしていきましょう。
  • 音符をつないでいる線は、音のつながりを表しています。
  • 演奏しやすいテンポで演奏しましょう。
  • 「オ、レイ!」はかけ声で、4拍目裏から入ります。原曲の通りです。 

<初級>

  • 省略しても大丈夫な音に( )を付けました。( )の音がある方がハーモニーが豊かになりますが、合わせるのは少し難しくなります。演奏者の人数の都合もあると思いますので、状況に応じて音を選んでください。参考音源は全ての音を含んだ演奏です。
  • 46小節が合わせずらい時に、下の2つの演奏法を試してみてください。 

① 下の4音をタイにするバージョンです。

  • メロディーのリズムに合わせて2拍目裏に下4音を合わせるのが難しい時には、こちらを試してみてください。
  • 4拍目のベース音「ラ」をきっかけに、4拍目裏のメロディーが入ってください。

 

②メロディーの付点をなくし、下の4音をタイにするバージョンです。

  • メロディーの付点リズムが難しい時は、こちらを試してみてください。メロディーはタイの音も数えると、リズム良く入れます。
  • ♪タタぁタ(♪タタ~タではなく)、と歌うと、リズムが取りやすいです。
  • 4拍目のベース音「ラ」をきっかけに、4拍目裏のメロディーが入ってください。
  • 初級は1コーラスで終わるアレンジになっています。中上級と同じように、楽器でパフォーマンスをしたい時は4ページ目の「チャレンジ・バージョン」の楽譜を途中に入れてください。楽器パフォーマンス部分はメロディがありません。いろいろな楽器を重ねたりして、楽しんでください。
  • 楽器パフォーマンス部分の後は、はじめに戻り2コーラス分演奏します。中上級と同じ長さになります。
  • 多少のズレは気にせず、原曲のイメージを持って、楽しくパフォーマンスしてください。

<中上級>

  • 4小節目は同じ和音を4回演奏します。できるだけ音量を落としてから始め、だんだん大きくなるように演奏します。4拍目裏でしっかり止めてください。5小節目1拍目の音がはっきり聞かせたいので、止めるタイミングを言葉などで決めると良いと思います。例えば、「タン、タン、タン、ターン」と言うとしたら、最後の「ター」で楽器を打つ&前に出す、「ン」で身体に付けて響きを止めます。
  • ベースパートの方は4分音符を刻み、メロディーの方はその上に乗っていきましょう。付点のリズムが多少ずれてもあまり気にせず、ノリ良く演奏してください。
  • キメの多い曲ですので、キメ和音の後はしっかり響きを止めるとカッコよいです。(8、17、26、29,30、33、34、35、40、46、50、58、61小節など)
  • 「G」「H」は楽器パフォーマンスのブロックです。ソロのイメージです。楽譜の通りでも良いですし、タンバリン、すず、マラカスなどなど、お手持ちの楽器があれば、そちらを演奏しても良いですし、かぶせても良いですね。音のない方は、フサフサの棒を振って盛り上げたり、踊ったり、、自由に楽しんでください。51小節、53小節、55小節、57小節は同じで、続く小節にバリエーションを加えています。ほかの楽器と合わせる時に、51小節は楽譜通り、52小節は他の楽器を重ねる、、、を繰り返すのはどうでしょうか。

  

  <楽器パフォーマンスを倍に増やす場合は>

  1. 「H」は転調せずに「G」の調のままにして、58小節は音は2拍目裏の音で、リズムは楽譜のリズムで、セーニョ記号に戻る
  2. 「51ー52」「51ー52」「51ー52」「53-54」/「55-56’(この時は、メロディ音は、音はG♭6、リズムは52小節と同じ)」「55-56’」「55-56」「57-58」

 

  • 62小節、指かけの「ファ」は、拍を数えるカウントのための音です。入れなくても、他の音でも良いです。
  • 「オ、レイ!」はかけ声で、4拍目裏から入ります。原曲の通りです。

 

ノリ良く、華やかに、きらびやかに、とにかく楽しく、演奏してください。聴いてくださる方と一緒に盛り上がれたら、楽しいですね!