Under The Sea(アンダー・ザ・シー)

<作詞> Howard Ashman

<作曲> Alan Menken 

<使用音域>

 トーンチャイム、ハンドベル、ミュージックベル 2オクターブ<使用音数>

  • 初中級 17音
  • 中上級 21音(Optional音を含めると22音) 

<アレンジ構成>2種類の楽譜があります

  • 初中級 2コーラス、転調なし
  • 中上級 2コーラス(その他)、転調あり 原曲通りの構成です

<曲について>

1989年の発表されたディズニー映画「リトル・マーメイド」の挿入曲です。ラテンのリズムと軽快なメロディに、自然に身体が動き出す感じですね。

♪演奏のポイント♪

★曲全体を通して「1小節2拍子」、少しゆるめの、大きな流れ、でとらえてください。

 

★シェイク(Sk)奏法

シェイクは楽器を振りながら音をのばす奏法です。音も、見た目も華やかになります。

余裕があればチャレンジしてみてください。

トーンチャイムでは、クラッパーが横方向に動く向きに楽器を回してから振ると、動かしやすくなります。ただ、この曲の場合、楽器を回しているとシェイク前後のメロディの音が打てなくなるかもしれません。メロディの方が大切ですので、普通に音をのばしましょう。あるいは、シェイクは短めにして余韻で音のばす間に楽器を回すことで、間に合うかもしれません。

 

 ★楽譜内の線は、フレーズのつながりを表しています。フレーズが譜表(ヘ音記号の五線とト音記号の五線)をまたがってつながっている時に、線でつないでいます。

 

★リズムは「ワッ・ん~、ツッ・う~」と、1小節ごとに「2拍子と裏拍」を感じましょう。「ワン、ツウ」だけではなく、その間の拍をしっかり感じると、曲の感じがとらえやすくなります。

音によっては「ワン・タカ、ツゥ・タカ」ともっと細かく数えるのも良いですね。

例えば、A(9小節)のメロディは、「うん、タタ~タ~タ」ですが、のばしている音「~」も言葉として数えましょう。「うん、タタァタァタ」というように。

数え方は、音名でも、1とぉ2とぉ、でも数えやすい形で構いません。 

 

リズムの数え方の一例です。

「中上級」の9小節を例にしています。

「初中級」も同じです。

のばしている間の音も言葉にして数えることで、リズムが正確になります。

★イントロ部分はリングで演奏します。2、4、6、8小節は、鳴らしたら後に音を止めるようにしましょう。

 

★2小節目に「んタッ、んタッ」のリズムを入れました。ここで音のない方々で、手を叩いてください。全員で楽しめますし、お客様の目を引く趣向になると思います。

 

「初中級」

★メロディとベースライン(リズム)で構成されています。シンプルですので、気軽に楽しんでいただけます。ゆっくりめの演奏も良いですね。

ベースラインの方は特に1拍目と2拍目の間の拍を感じて打ってください。拍の間を感じることで、のばしている音から次の音へのタイミングがとりやすくなります。

 

「中上級」

★2オクターブで目一杯楽しめる曲にしたくて作りました。

 

★Optional音は、なくても支障ありません。曲の前半のみに出てきます。後半で転調する都合で、前半はファが最低音になったためです。楽器はあれば打っていただくときれいですし、なければ1オクターブ上のファを鳴らしてください。参考音源でOptional音あり、なし、を聴き比べてみてください。

 

★メロディとベースラインと、その間の音も入ってきます。音域が近いので、音の役割に合わせて音量を変えてください。

 

★93~94小節の低音は、原曲もベースがカッコよく演奏しています。できるだけ打った後の音を残さないように、演奏してください。

Nからは遊びのような感じで、軽く演奏してください。

Oは低音がメロディです。高音の方は音量を控えて、低音が目立つようにしてください。

 

★125小節から転調します。128小節の3連符はこの3音を強調する意味です。正確な3連符というよりも、それぞれの音を十分に保って引っ張るように意識してください。多少遅くなっても構いませんので、Q(129小節)からテンポを戻して、最後まで一気に演奏しましょう。

 

水中で踊るお魚たちのように、自由に演奏を楽しんでください!